第108回「国際理解講座」開催レポ(講演要旨)

第108回「国際理解講座」<世界を知ろうシリーズ>を2025年3月29日、本多公民館で開催しました。講演者は「カラ=西アフリカ農村自立協力会(以下協力会と略)」代表の村上一枝さん、『発展途上国自立支援のひかりと影』という演題で講演いただきました。講演では、過酷な自然環境で生活するマリ共和国の農村住民、特に女性の自立した生活の構築、生活や教育環境の向上などの支援を、30年間(1989~2018年)にわたって精力的に活動された中で経験されたこと、支援により住民たちが自立した生活ができるようになり、村民の生活基盤ができつつある様子などを、写真をまじえてお話されました。最後に現在のマリ共和国の指導者の統治機能の不十分さから今後の支援活動とその成果を心配されていることもお話されました。受講者は、協力会の活動によって村や村の女性が自立してゆく意識を高め、生活環境が改善されていく様子の臨場感あふれる話を熱心に聞き入り、マリの厳しい環境、貧しい農民の生活実態、支援事業により生活が改善してゆく姿がよく理解できたとたいへん好評でした。

 

 

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