こいがくぼ国際教室レポート

 2019年に開室したこいがくぼ国際教室では、外国にルーツをもつ小中学生が、スタッフや仲間たちとともに日本語を学び、学校の宿題や勉強に励んでいます。恋ヶ窪公民館主催で本協会が運営、毎月第2・3・4土曜の午後2時から4時に同公民館で開催しています。

 開室当初は生徒もスタッフも数人程度だったのが、段々とニーズが増えて現在はスタッフ約18名(現登録数)、生徒数約18名(変動有り)と規模が拡大。開室以来約5年、外国ルーツの子供たちの居場所作りをするという趣旨のもと活動を続けてきました。

 

 教室では、子供たちが安心して学習できる居場所として、生徒一人ひとりが勉強したいことや学習で困っていることをスタッフがお手伝い。休み時間にはゲームや鬼ごっこで遊びながら楽しい時間を過ごしています。最初は馴染めなかった子も、遊びを通してあっという間に心を開いて笑顔に! また、季節の行事毎に年4回程イベントも実施、グループに分かれての対抗合戦やスタッフが考えたゲームを皆で楽しみながら、毎回盛り上がっています。

 

 アットホームな雰囲気の中、ともに同じ空間と時間を共有することで、初めは緊張して話せなかった子も、教室に通ううちに表情がどんどん変化していきます。そんな子供たちの成長を日々感じながら、頑張って勉強し日本語を学ぼうとする姿勢にスタッフも元気をもらっています。今後も子供たちにとって楽しくホッとするような温かで安心できる心の拠り所として、スタッフ一同試行錯誤しながら一人ひとりに寄り添ってサポートしていきたいと思います。                        

 昨年度行われた養成講座に参加し今年から新たにスタッフとして入られた方々からは、こんな声を頂いています。  

 

「子供たち一人一人に個性があり教える事の難しさを感じる一方で、少しずつ慣れていって子供たちから色々な話をしてくれるのが嬉しい。学習を通じて子供たちが苦手を改善できるような居場所としてお手伝いしていきたい」

 

「こいがくぼ教室は、学校でも家でもない同じような境遇の仲間がいる場所で、子供たちに個々に寄り添って支援されている暖かな雰囲気を見て、今回ボランティアに参加しようと思った。楽しく、少しでも自信をつけて学習できるようなお手伝いがしたい」                  

 

「以前海外在住経験があり現地でお世話になったので、海外から日本に来る子供たちのために何かボランティアでお手伝い出来ることがあるかもしれないと思った」

 

  皆さんが様々な思いを持ちながら、子供たちのサポートを共にする仲間の一員となって頂き大変嬉しく思います。

 

  教室のスタッフは随時募集中。毎回参加できなくても大丈夫です。私たちと一緒に活動しませんか?

子供たちへの支援を通して楽しみながら、やりがいを感じる事ができる活動です。ぜひご参加お待ちしております。

 

こいがくぼ国際教室スタッフ