2022年度日本語ボランティア養成講座実施報告

 今年も国分寺市国際協会では、1210日(土)~1月14日(土)(1224日・31日を除く)の土曜日(計4日間)午後に「日本語支援ボランティア養成講座」を開催しました。年末年始のちょっと慌ただしい時でしたが、国分寺市だけでなく周辺自治体や都心からも、30名の受講者が寒さに負けず、教室に通いました。

 

 受講者募集は、市報で案内をして、KIAのホームページから申込みを受け付けましたが、募集開始初日に定員の90%近くが埋まってしまいました。その後も申込みが続き、最終的には、7名のキャンセル待ちが出る状況でした。受講希望者全員を受け入れられるとよいのですが、会場の広さやコロナで密を回避するなどの点から受講者枠を広げられませんでした。コロナの影響はここにも出ています。

 

 講義は、講師の木戸恵子先生は獨協大学でも教えておられる経験豊富な方で、内容は刺激的で、わかりやすく、受講者のハートをわしづかみしてしまいます。“日本人だから日本語を教えられる”と普通は考えがちですが、最初の講義で、これが如何に考え違いであるかを思い知らされます。普段使っている“ありふれた日本語”でも、違いや使い分けを説明するとなると、なかなか明確に説明できないことに気づかされ、ここから日本語に対する興味ががぜん沸いてきます。

 

 自分一人ではなかなか答えの見つからないことも、グループで話し合うことでわかることがたくさんあります。仲間と一緒に学びあう楽しさも味わえます。受講後のアンケートには、「先生の講義内容はとてもわかりやすく、あらためて日本語の面白さを確認する事が出来ました」「グループ討議をしやすく、・・馴染みやすく活気ある講座になっていました。」「間違っているかと思いつつもフランクに質問できる雰囲気がありがたかったです。」などなど感謝と喜びの声が多数寄せられました。

 

 今年度から市の委託事業となったため、従来より受講料が引き下げられ、より受講しやすくなっています。来季も開講を予定しています。また、新しい受講者の皆さんとの出会いを楽しみにしています。