もとまち公民館主催講座「東京2020大会で国際交流」


(写真上)講座開催中の様子

(写真下)講座ではVoiceTraを使った実践も!

 もとまち公民館が開催した国際化・多文化共生講座の中で行われた外国人との交流の回にオンラインで参加し、取材をしました。

 

 この日は、もとまち公民館主催による国際化・多文化共生講座「東京2020大会で国際交流~ピンバッジから広がる世界の友達~」の7回目となる開催。これまでの講座では、「やさしい日本語」、「Voice Tra(ボイストラ)」の使い方などを学び、オリンピック・パラリンピックで盛んなピントレーディング(ピンバッジをいろんな人と交換し合うこと)で外国人と交流するため、国分寺をイメージしたオリジナルピンバッチも作りました。今回取材した回では、これまで学んできたことを活かし、外国人と交流することに取り組みました。この講座は、もともと昨年の10月から1月まで実施を予定していましたが、コロナ禍で延期となっていたものです。

 

開催日 6月12日(土) もとまち公民館主催オンラインによる講座

 

講座の目的:”東京2020オリンピック・パラリンピック”に向けての国際交流を目的とする

 

国際交流のために学んだこと

1. Voice Tra(31か国の言語に対応しえる音声翻訳アプリ)の使い方

2. 国分寺市を表わすオリジナルピンバッチの作成

3. やさしい日本語について。かんたんなルールを学ぶ

① 外国人にとって分かり易い(相手に理解できる)日本語を使う

   例:高台に避難してください→高台に逃げてください

     土足厳禁→靴を脱いでください

     お召し上がりください→食べてください

② 最後まできちんと話す

③ 短く、はっきりと話す

4. ピントレーディングについて

 オリンピック・パラリンピックの目的の一つは人間が育つこと、世界が平和になることです。世界平和のために友情のシンボルとして、ピンバッチを交換して仲良くなろうということが、今や世界の一つの文化になっています。国分寺を表わすピンバッジを作りました

 

 今回の講座は、2人の外国(オランダ、パキスタン)の方を交えて、講座で学んできたことを踏まえ、グループに分かれて(1グループ3人、外国の方1人)ロールプレイを行ない、外国の方に理解出来る日本語について実践をしました

 

【ロールプレイ1】ピンバッジの説明(武蔵国分寺、お鷹の道・真姿の池湧水群、ペンシルロケット、七重塔、新幹線)をやさしい日本語を使ってリレー式に外国の方に説明をする

【ロールプレイ2】近所に引っ越してきた外国人(初めて来日。日本語は少しわかるレベル)と仲良くなる

【ロールプレイ3】3日間の日本旅行に来た外国人に対して、国分寺駅で目的地への行き方を教える。日本語は全くわからない。Voice Traを活用する

 

 3つのロールプレイに参加した2人の外国の方の感想として、

・同じペースでゆっくり話して欲しい。丁寧語はわかりづらい

・初対面の時は、まず自己紹介をした方が安心

・場所を教えるときも、言葉だけでは理解できないので、地図などで示して欲しい

・説明が細かすぎる。情報をたくさん盛り込み過ぎる

・話し方が早すぎる。難しい言葉は使わない。相手のレベルを考えて話す

 

…など、率直な意見が出されました。

(広報部会)